総務省は11日、2001年度の通信サービス内外価格差調査を発表しました。現在、日本でのADSLでインターネットに常時接続する定額料金は、欧米主要都市に比べ、料金や通信速度とも最も安い水準にあるようです。一方、国内電話の加入時に払う東京での一時金は、ニューヨークの11倍と、依然として高いという調査結果も出ています。
調査は、政府が内外価格差の解消に取り組むため、94年から毎年行っており、東京・ニューヨーク・ロンドン・パリ・デュッセルドルフ・ジュネーブの5都市で3月に調べ、9月2日の為替レートで計算。
東京でのADSL月額料金は、通信料とプロバイダー(接続業者)に払う料金の合計で、8Mのタイプでは最も安いヤフーBBの2,453円から5,050円までの幅にあるが、ニューヨークは速度が5分の1近い1.5Mでも7,176円と高かったようです。他の都市は速度が毎秒512~768kと低速のため、東京の安さが際立っている結果となりました。昨年9月のヤフーBBの参入で、各社の競争が激化し、料金の低下が進んだためと見らています。
一方、国内電話の通話料金では、東京では他の都市に較べて昼間は安く、夜間帯では欧州で割引きが設定されているため、ほぼ同水準。しかし、電話加入時にかかる初期費用は・ニューヨーク6,584円・ロンドン11,991円・パリ4,545円に対し、72,800円と、最も高くなっています。
この結果から見ても、日本のIT革命はかなりのスピードで進んでいることが伺えますね。ADSLよりさらに高速な光ファイバー接続も身近になり、日本のインターネット接続環境はますます高速・低価格になっていくでしょう。
あとは、インターネットをいかに使うかということですよね。せっかく世界に誇れる水準に達したインターネット環境を利用しないのはもったいないです。ぜひ、あなたなりのインターネットの活用をして下さいね。