Microsoftは米国時間4月29日、新たに発見された問題を理由に、「Windows Vista Service Pack 1(SP1)」の自動アップデートを停止しました。
この前にも「Windows XP Service Pack 3」の提供も延期しています。
Microsoftは、「Windows Vista SP1の自動配布を一時的に停止している」とCNET News.comの取材に対して述べたとのことです。同社は、手動によるVista SP1のダウンロードは今後も利用可能にする予定だと付け加えています。
Microsoftは、今回の問題について、「互換性問題」と述べるにとどめているようです。
Vistaにとっては、初の大型不具合修正パッケージともいえるSP1の提供。現在Vistaで様々な問題が報告されていますが、それらの不具合が修正できるかもしれない期待があるものの、一方で、動作しなくなるアプリケーションや周辺機器があるかもしれません。自動配布が始まると、自動的に修正プログラムが適応されるので、不具合が解消される場合と、逆に不具合が生じる場合があるということです。
とはいえ、はやり修正プログラムですが、適応する方が良い訳ですから、「修正プログラムを適用して不具合が大幅に増えた」なんてことは避けて欲しいですよね。
また、XPユーザーにとっても、SP3の提供により、不具合が修正されることとなりますが、こちらも程度が低いとはいえ、同様に新たな不具合が発生する可能性はあります。
PCへの依存が大きくなってきている現在において、PCメーカーやOS提供メーカー、特にWindowsの場合はマイクロソフトに依存してことになりますので、万全を期して修正プログラムを提供して欲しいものです。
あなたのパソコンの不具合、あなたの使い方が悪いと思われてる方も多いかもしれませんが、実はそうではなく、最初から不具合がある物を提供されていたのかもしれませんよ。(^_^;