総務省から19日、2005年末時点の世帯、企業及び事業所における情報通信サービスの利用状況等について調査した「通信利用動向調査」の結果が発表されました。
調査結果によりますと、携帯電話等の移動端末からのインターネット利用者数が2004年末から1,098万人増加(18.8%増)して推計6,923万人に達し、PC 利用者数(推計6,601万人)をはじめて逆転するなど、モバイル化がさらに進展しているということです。
また、インターネット利用者(推計8,529万人)の過半数(57.0%。推計4,862万人)は、PC と移動端末を併用していることもわかりました。
ブロードバンド回線の利用者数は、2004年末と比べて460万人増加(10.8%増)して推計4,707万人となり、インターネット利用者に占める割合も55.2%に達しています。さらに自宅 PC をインターネットに接続している世帯の約3分の2(65.0%)が、またインターネット利用企業の68.1%が、ブロードバンド回線を使用しているとのことです。
自宅 PC に接続するブロードバンド回線の種類については、光回線の利用率が6.1%から14.8%に倍増した一方、DSL 回線の利用率は39.2%から34.2%へと、はじめて減少したとのことです。企業・事業所においても、同様の傾向がみられるようです。
過去1年間にインターネットを利用したことのある人は推計8,529万人に達し、2004年末から581万人増(7.3%増)と、引き続き増加しています。それに伴い、人口普及率も推計66.8%となり、4.5ポイント増加しました。
世代別、世帯年収別、男女別及び都市規模別によるインターネット利用率の差はそれぞれ2004年末より縮小したものの、50代と60代前半で20ポイントの差がみられるなど、60歳以上の世代と他の世代の利用率の差は依然として顕著のようです。
また、携帯電話利用率(71.9%)は PC 利用率(56.7%)を約15ポイント上回っており、世代別に見てもほぼ同様の結果が出ているようです。
携帯電話利用率は、20代〜40代では9割を超えており、60代後半でも約5割となっています。一方、PC 利用率は、20代〜40代では7割を超えているものの、50代で55%、60代後半で22.7%に落ち込んでいます。
IP 電話の企業普及率は、前年末から11.6ポイント増の39.4%と、約4割の企業に普及する一方、世帯普及率は2.3ポイント増の15.0%にとどまったとのことです。
あなたのインターネット利用はいかがですか?PCからより携帯からの方が多いでしょうか?