NEC「VALUESTAR」シリーズ夏モデルでは、デスクトップPCとしては世界初の水冷システムを搭載した新シリーズ「FZ」が登場。水冷システムに加えて業界初のDVD Multiプラスドライブを搭載した「TX」シリーズなど注目商品がラインアップに加わりました。
ファミリー向けFシリーズの新ラインアップとなる「VALUESTAR FZ」には、PC本体内の冷却装置として「水冷システム」を搭載。CPUなど高熱を発生する内部パーツに水冷ジャケットを装備し、ポンプを使って冷却液を循環。ラジエターで冷却水の熱を逃がすことで効率よく放熱が行なえます。従来必要だったCPUファンやケースファンを使わないため、静かな動作と信頼性の高い冷却が可能となります。
ホームネットワークのメインマシンを目指したハイエンド機「VALUESTAR TX」は、新きょう体にFZと同じ水冷システムを搭載。CPUにHT対応Pentium 4/3GHz(下位モデルは2.4CGHz)を採用し、高性能と静音性を両立させています。
注目は、あらゆるDVDメディアに対応した“全部入り”「DVD Multiプラスドライブ」を搭載した点です。DVDフォーラムのDVD Multi(DVD-R/-RW/-RAM)に加え、DVD+RWアライアンスのDVD+R/+RW、CD-R/CD-RWの記録再生に対応しています。また、DVD-RAMは3倍速記録に対応しています。
パソコンには、発熱する部品がたくさん使われているため、それらを冷やすために、ファン(いわゆる扇風機ですね。)があちこちに取り付けられています。それで風を送って、パソコン内部を冷やしているのですが、このファンの音って、結構気になりますよね。事務所や学校では、周りが騒がしいのでそれほど気になりませんが、自宅で、夜に使ってたりすると、ファンの音が耳障りってことありますよね。
そのファンの変わりに水冷式で冷やす仕組みが、このパソコンには搭載されており、静かな動作が期待できる訳です。今後は、この水冷方式が主流になるかもしれませんね。パソコンを選ぶ要素として、「静粛性」ということも大切な要素の一つと言えるでしょう。