「 gooリサーチ 」を共同で提供する NTTレゾナント株式会社 と 株式会社三菱総合研究所から発表された、「広告媒体の注目度」に関する調査をみてみました。
普段最も視聴する広告は、全体の60.9%の回答者がテレビ広告を選んでおり、2位が新聞広告で全体の12.9%。PC上のバナー広告(9.7%)は3位になっています。それに比べて、雑誌(2.7%)やラジオ(1.9%)、駅の広告(4.6%)、DM やチラシ広告(3.7%)など従来からの広告はPC上のバナー広告より低い結果になっています。一方、携帯電話のバナー広告を挙げた回答者は0.2%で、まだあまり重視されていない傾向にあるようです。
インターネット広告については、PC上のバナー広告を見ている割合は53.9%を占めています。一方、携帯電話のバナー広告には「頻繁に見ている」と「時々見ている」を合わせても約8%という結果でした。
PCのバナー広告を見る回答者の中で、広告を見たことによって何らかの行動を取る割合は約74%、また商品やサービスを購入する割合は20%以上を占めています。携帯電話のバナー広告を見る回答者の場合、行動をとる割合は約56%と過半数を占めましたが、実際に商品を購入する割合は8%と低い結果。また、携帯のバナー広告を見るという割合は低年齢であるほど高い傾向があるようです。
自分自身の消費行動・購買行動に合わせた広告(サイト上やメール)が欲しいかどうかを尋ねると、ある程度欲しいという回答者が約38%、是非欲しいという回答者が全体の約6%で、合計4割を超える結果とりました。
PCで閲覧するホームページでは、広告の重要性が高いことが分かりますが、携帯サイトに関してはまだまだ未成熟という結果と言えるでしょう。しかし、今後ますます高機能化する携帯ですから、携帯向けサイト、PCサイトの区別無く閲覧できる時代が来るように思えます。
また、従来の広告の定番であったDMやチラシ広告は、その費用に対しての効果が得られない時代になりつつあると言うことが伺えるのではないでしょうか?
ホームページの重要性が今後ますます高くなってくるのは間違いない事実です。