すっかり暖かくなりましたね。
4月も後半、もうすぐゴールデンウィークです。ゴールデンウィークの予定を立てられている方、これからどうしようか思案される方もいらっしゃることと思います。
日本道路公団から、高速道路の渋滞予想が発表されています。今年の特徴して、前半・後半それぞれ損雑の山があり、関西地方では、名神・中国自動車道で4/29、5/3に大山崎JCT〜西宮山口JCT【下り方面】、5/5に関ヶ原〜一宮【上り方面】でピーク時30kmの渋滞が予測されています。
この時期、渋滞は付きものです(^_^;)イライラせず、のんびり行きましょう。
「ウイルスバスター」でPC障害、原因はチェックミス
コンピューターウイルス対策会社「トレンドマイクロ」(東京都渋谷区)のソフト「ウイルスバスター」の更新ファイルの不具合により、5月23日、企業などのパソコンが正常に作動しなくなった問題で、同社は更新ファイルの完成後、不具合をテストしないまま配信していたことが分かったとのことです。
週末のため大きな混乱は起きなかったが、専門家からは、「ネットワーク社会が抱える脆弱(ぜいじゃく)性の一端が示された」として、社会全体で対策を講じる必要性を指摘する声が上がっています。
更新ファイルは、新たに現れたウイルスを駆除できるよう、ウイルスバスターを最新状態にするためのデータ。同社の大三川(おおみかわ)彰彦・日本代表は23日夜、記者会見し、「ファイルの完成後、必要なテストをしなかった人為的なミス」だったことを認めました。
ウイルスバスターは国内で最も普及しているウイルス対策ソフトの一つで、9か国語に翻訳され、日本を含む25か国で販売されています。トレンドマイクロでは、ホームページで復旧手順を説明しましたが、今回の不具合でパソコン自体が動かず、HPそのものを見ることができなかった利用者も多かったと見られていて、同社には個人利用者や企業から7万件を超す問い合わせが殺到しました。米国からも数百件の問い合わせがあったということです。
佐々木良一・東京電機大教授(情報セキュリティー)は今回のケースについて、「現代のネットワーク社会はコンピューターが様々に影響し合って成り立っており、一部の障害が社会全体に広がる危険性が常にあることを示した」と指摘。「平日なら大きな影響が出た可能性があるだけに、早急に対策を考える必要がある」と話しています。
森井昌克・神戸大工学部教授(情報通信工学)も、「多くの人が同じウイルス対策ソフトをパソコンに入れている状況では、パソコン利用者が今回のような欠陥データの影響を一斉に受けることは今後も起こりうる。ウイルス対策会社は、障害を回復させるための対策を事前に周知させておく責任がある」と強調しています。
トレンドマイクロでは今回の障害への対策について、電話(個人用03・5334・1441、企業用03・5334・3620)で応対しています。ウィルスバスターをインストールしていて、5月23日朝以降パソコンがおかしくなった方は、お問い合わせされてみることをお勧めします。
現在、異常のある更新ファイルは、新しいものと置き換えられているようですので、現時点で更新作業は正常に行えるようです。
いまではインストールが絶対条件のウイルス対策ソフト、ひとつ間違えれば、全世界のPCを一瞬にダウンさせてしまうことができる、映画のような事が起こりえる可能性を示した事件と言えるかもしれません。
一昨日、昨日とぽかぽかの陽気。気温30度を超えた所もあるとかで、暖かいを通り越して暑いくらいです。
今日も爽やかな天気。スクールの近くの桜は満開です。入学式の帰りの小学生が桜の木の下で、記念撮影を行っていました。
今日は金曜日ですから、絶好の夜桜宴会日和でしょうね。新入社員の歓迎会が桜の木の下で行われるのでしょうか。場所取りをしながら桜の木の下で昼寝、なんて方もいらっしゃるのでしょうね。
シマンテックが行った、インターネットの利用者1000人を対象に行った「オンライン詐欺に関する調査結果」を行い、改めてフィッシング詐欺に対する警戒を呼びかけました。
最近では日本語で記され、より巧妙な手口を用いたフィッシング詐欺メールが発見されるなど、国内でもフィッシング詐欺の危険性は高まっています。この調査は、少し前に行われましたが、フィッシング詐欺に対する認知度の低さが明らかになったとともに、警戒の必要性を感じながらも適切な対処策が分からず戸惑っている利用者の姿が浮き上がった結果になったようです。
このオンライン詐欺に関する調査は、インターネット利用歴3年以上の利用者1000名を対象に実施され、調査対象者は男女半々で、年代も10歳台から50歳台まで均等に抜き出されています。
回答者のうち、いわゆる「架空請求メール」について「知っている」と答えたのが84.5%に上ったのに対し、「スパイウェア」については41.6%、「フィッシング詐欺」にいたっては24.4%と、4人に1人しか認知していないことが分かりました。
一方で、何らかの詐欺を目的としたWebサイトにアクセスしてしまった経験がある回答者は6.7%、はっきりとは分からないまでも疑わしいサイトにアクセスしたのは20.1%。さらに、回答者のうち3%は、実際に個人情報の詐取などの被害に遭ったといいます。
一連の調査で目立つのが、確信は持てないまでも「詐欺目的の不正なWebサイトにアクセス(20.1%)」していたり、実害こそないものの「ひょっとしたら何か被害にあっているかもしれない(30.5%)」と、何らかの不安を感じているユーザーが一定数存在することです。その背景には、フィッシングなどの詐欺について正しい知識を持たず、対策をとろうにも「どうすればよいかが分からない(36.7%)」で手をこまねいている、という状況があるようです。
では、それらを防ぐためにはどうしたらよいか。その答えのひとつにセキュリティ対策ソフトの導入が挙げられます。しかし、セキュリティ対策ソフトは有効な対策の1つですが、それに頼りすぎてはいけません。詐欺行為の手口を正しく理解し、怪しいものを避けるよう高い防犯意識を持ってインターネットを利用することが重要だということです。
たとえばこうしたソフトでは、悪意あるプログラムの実行などはブロックできても、ユーザーが自らリンクをクリックするなどして詐欺サイトにアクセスし、だまされてしまうことまでは防げません。ちなみに、フィッシング詐欺と思しき怪しいWebサイトにアクセスした6.7%の人のうち、「メール本文中のURLをクリックしてアクセスした」人は57.8%に上っていました。
・疑わしいメール内のURLはクリックしない・疑わしいWebサイトでは個人情報を入力しない・銀行などのWebサイトで個人情報を入力する際には、メール内のリンクをたどらず、アドレスバーにURLを直接入力する。といった事で回避出来ることも多いのです。
オンライン詐欺は、常に手を変え品を変えてユーザーをだまそうと試みています。現にフィッシング詐欺メールは、この1カ月ほどを見てもどんどん巧妙になってきています。結局のところ、「『これでOK』などという対策はない」と言えるでしょう。サービスを受ける側も、また提供する企業側も、常に意識を高く保ち続けること肝心なのではないでしょうか。